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大学のアイデンティティ/UI          
18歳人口の減少によるマーケットの縮小、大学全入時代、大学間の学生獲得競争の激化、80年代以降からの大学を取り巻く厳しい環境が続き、大学は個性と自立的運営が要求され、様々な改組再編を重ねてきました。そして多くの大学が改組再編の象徴として既にアイデンティティという概念に注目し、(CI)の手法を参考にしながら改革に取り組んで来ております。

かつて単にものを作れば売れた時代から、製品の質や他社との違いが求められる、市場と経済の変換期を迎えた日本企業は、社会での存在意義を考え始め、コーポレート・アイデンティティ(CI)という概念を1970年代に注目し、80年代には急速に浸透させていきました。企業はCIを表明することで社会での役割や個性を明確にし、社会での知名度やイメージを高め、ブランド力を確立し、市場からの信頼を獲得してきました。こうしたCIは、経営方針や戦略の改革などの企業独自の理念や考え方のドメイン・アイデンティティ(DI)と、ロゴタイプやシンボルといった視覚的要素であるビジュアル・アイデンティティ(VI)との2つの要素によって形成されてきました。
学部再編、名称変更、法人化、といった(DI)の打ち出しは旧来より行われていますが、近年ではシンボルやロゴタイプの見直し、その運用ルールの策定といった(VI)についての活動も多くの大学で盛んに行なわれています。しかしまだ地方大学では(VI)に関しての意識は高いとはいえないのが現実です。

大学を取り巻く環境の変化
■ 縮小するマーケットと定員割れ大学の増加
92年に205万人のピークを迎えた18 歳人口は、04年には124万人になり今後約10 年間120 万人前後で推移し、その後再び減少局面を迎えると予想される中で、新規参入で大学数は増加。
■二極化の進行
都市部の大規模大学に志願者が集中し、地方の中小規模大学には志願者が集まらないという「地域間の格差」と「規模の格差」の二極化が進行。
■深刻化する退学者問題
入試が成立しにくい状況の進行で学生の基礎学力低下、あいまいな進学動機の学生集団の入学での留年や退学者の増加。退学者の増加は大学財政を直撃する。これからの大学にとって、退学者をいかにして食い止め、満足をして卒業させるかが、大きなテーマになる。

多くの地方大学はこうした状況下で危機感を高めています。そして様々な対応策を試みて来ています。しかし社会の需要に合わせた新しい改組再編(DI)の姿勢を幾度となく告知しても、旧時代に作成されたイメージをもつ大学の校章や校名書体(VI) では、改革姿勢の説得力は伴いません。せっかくの改組再編の改革に相応しいビジュアルを伴うことで、募集対象となる高校生/父母/高校/高校教員などに、さらに地域社会へ積極的改革姿勢、大学の活力感、先進性を強くアピールできるものと考えています。

UI
SIGNUM VISUAL CONCEPTS, INC.